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おかみさん
いらっしゃいませ。こんにちは!店長の青柳です。只今おかみ猛修行中です。今年で6年目を迎えますが、毎日失敗と新しい発見の連続です。お客様に支えられながらがんばっております。だんだんと若手ではなくなってきておりますので、はっきりいって力仕事は腰にきます。 DIARYでは涙なくしては語れない(?!)毎日の奮闘ぶりをご紹介します。

なっと味噌 VS はまな味噌

福井の方も知らない なっと味噌と、はまな味噌の違い
福 井県嶺北地方北部(主に三国・芦原・金津・坂井町)の家庭では、冬になると『なっとみそ』を作ります。『なっとみそ』って あまり聞きなれない言葉です が、醤油の原料の豆麹(豆と小麦のこうじ)に ナスの塩漬けやチソなどをませ合わせ 米糀で作った甘酒や醤油で味付けをした「おかず味噌」のことなんで す。
なっと味噌
 それじゃ「はまなみそ」…。

 でも本当は「なっとみそ」と「はまなみそ」とは ちょっと違います。「はまなみそ」は名古屋地方でよく使われる八丁味噌にナスなどを合わせたような「お かず味噌」。いわば練り味噌仕立てです。名前の起源も 浜名湖地方に伝わる塩辛い「浜名納豆」から来ているとの説もあります。でも 
メーカーの宣伝など で、「なっとみそ」も「はまなみそ」もナスの入ったおかず味噌をすべて「はまなみそ」とか それに類する呼び名になってしまっているようです。余談です が、なっと(納豆)とは大豆の発酵させたものの総称で、浜名納豆などの塩辛納豆と水戸納豆などの糸引き納豆があります。

 かって味噌や醤油は各家庭で作ったものでした。『なっとみそ』は醤油諸味にナスなどを漬けたのがルーツといわれています。そのうち旨みを付けるため 米 糀の甘酒などを加えていったものではないかと思われます。ですから「はまなみそ」とは発祥も味も全く異なります。

 一般的な作り方は、塩漬けしたナスを塩出しして一口大に切り 豆麹、甘酒、干したチソ、醤油、塩などをあわせ1~2週間寝させます。毎日混ぜて味を馴染 ませ 塩加減を整えて 豆麹の豆が軟らかくなってくれば でき上がり。それぞれの家庭で、ナスの漬け方や入れる量 塩加減などその家独自の味があり 本当 の意味での素朴な「家庭の味」「お袋の味」です。
 
 今では作る家庭も少なくなってきたようですが、暖かいご飯にのせて食べる『なっとみそ』は 寒い冬には欠くことのできない「ふるさとの味」です。